ビデオi-Pod
アップルがついにビデオi-Podを売り出すそう。ちょっと目を離したすきに、ものすごい勢いでメディアツールが進化している。その要因は、ハードディスク(以下HDD)の小型・軽量化によるものだ。ビデオi-Podは60GBで4万7千円ほどらしい。安い。しかし「ながら」で聞ける音楽と違って、モバイル映像に対するニーズってどれほどあるんだろう?
昔、モニター付ポータブルDVDを買おうかどうか悩んでいるうちに、超薄型軽量のノートPCが出て、それならこっち買うかと思っていたら、いつの間にか携帯HDDプレーヤーが出て、そうこうするうちに、ビデオi-Podが出現という感じである。買う暇もない(笑)。
しかし、私はあまり移動中にまで映像みたいと思わない。せいぜい音楽までだな。映像はさすがに集中力が必要なので、あまり携帯しても見ないことが多い。これまでもパソコンで見ようかとDVDを機内に持ちこんだこともあるが、結局本を開くか、イヤホンつけて目を閉じてしまう。結構神経が疲れるんだよね、映像って。
それにしても、HDDやメモリの小型軽量化は、これまでちまちま開発してきた記録メディアを載せたちゃぶ台を一気にひっくり返すような、傍若無人ぶりである。私も1GBのmp3プレーヤーを使い出すと、あまりの便利さにMDなんて全く聞かなくなった。小型ビデオカメラも、ミニDVテープから、DVD記録型へ、そしてHDD記録型が登場し始めた(業務用にはまだ恐くて使えないが)。
それにしてもブルー・レイ・ディスクとか次世代DVD論争ってどうなったんだ?これからTSUTAYAとか、DVDレンタル屋はどうするんだ?のんきに24時間番組を垂れ流しているTV局はどうなるんだ?メディアツールの変化に対応しようと、ブログを開いたものの、変化が早すぎでついていけない(苦笑)。一方で、相変わらず我々「プロ」はVHSで素材起こして、編集してるし(一応その後ノンリニア使うけど)。
しかし、器だけ改良されているが、ソフトの中身はあまり改善されているとは言い難い。何せ、頭の中空っぽみたいな状況でつくってるからね。時間もないし、宿泊、交通機関の予約、弁当の手配から出演交渉、ギャラ交渉、小道具買い出し、見積もり書作成まで全部やってるから、もう1人番組制作工場って感じ。
さらに、アマチュアのクリエイターが制作した映像を見て感心しているくらいだから、終わっている。やれやれ…、がんばらないと。
「映像業界」カテゴリの記事
- DVカメラのアナログ映像入力機能(2008.05.13)
- テレビのどこが問題か(2007.04.23)
- 東京と地方の格差(2007.10.04)
- 画質とライフスタイル(2007.06.12)
- なかのひとの精神状態(2007.06.11)


Comments
これでNHK潰れないんじゃないですか
1時間200円のNHKアーカイブス^^
Posted by: マルセル | October 13, 2005 at 04:35 PM
なるほど…。優良資産いっぱいありますから、売れそうですね。
Posted by: hakohugu | October 13, 2005 at 04:37 PM
そうです、これからずっと日本いや世界のどこかで石坂浩二のナレーション、喜多郎の音楽でシルクロードを観ている人が毎日何十人、何百人いれば商売になりまつ^^
昔、「おもいでの夏」という映画があり、ロードショーではさっぱり入らなかった、でもミシェル・ルグランの音楽から火が付き、ビデオが売れそしてDVDの時代になってもロングセラーを続けているとか、そんなことが起こりますよ、絶版となったCD、文庫が静かに売れるんじゃないですか?
Posted by: マルセル | October 13, 2005 at 04:53 PM
そういう意味では、NHKは世界的にも稀な映像資料の宝庫なわけですが、ぜんぶNHKエンタープライズの儲けにしてしまってよいのでしょうかね?現状なら、そうなると思われますが。
そしてその煩雑な著作権処理と再編集、再構成は我々下請けが低賃金ですることになるでしょう。天下り組は笑いが止まらないですな。
Posted by: hakohugu | October 13, 2005 at 08:06 PM